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2017年10月 維新伝心 ~校長室より~

団結

2017年10月02日

あっという間に夏が往き、ちょっと目を離している隙に彼岸花が枯れかけています。
季節は一定のスピードで循環し、私のように68歳の爺さんは、ついつい最期(臨終)の方をみてしまうのでしょう。
若い君達は、うそのようなはなしです。
後期のメインイベントである『演武祭』の今年のテーマは「団結」。生徒が決めてくれました。
「団結」、今や古くさい言葉となりましたね。
我々、人間というよわい動物は、力を合わせて生きのびてきました。
それが、いつの間にか一人一人の力を競い合う激しい競争社会ができ上がり、人と人とが協力し合いながら生きていくことの大切さが忘れ去られてしまいました。
すべての人が勝者をめざす価値観は、だれしも敗者になるということを度外視しているように思えてなりません。
〝勝つことばかり知りて 負くること知らざれば 害その身にいたる〟
 徳川家康の遺訓です。
自分が弱者であるという認識は、全ての出発点でなくてはなりません。
弱者だからこそ、強者をめざすのです。たとえ何かの勝者となっても、いつまでも勝者であるはずがなく、だから、勝つことばかりを考えている人は、敗けることにびくびくしながら生きていくことになります。
人と競い合い勝者をめざすよりも、人と協力し合いながら生きていく方が、どれほどのびのびと生きることが出来、収穫も大きいことか。
「団結」の大切さを感じとっている生徒達はすごい。大したものだ。