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2015年6月 維新伝心 ~校長室より~

自分のことは自分が一番よく知っている。だから、どんないいことをしても、その内に潜んでいる自分のどんな小さな心の悪も自分の心は見逃さない。
そういう意味から、1996年アトランタで銅メダルをとった長距離ランナーの有森さんが「自分をほめたい」と言ったのは、すごいことだと思う。

この大会の一つ前の1992年バルセロナで銀メダルをとった時にはこの言葉はでなかった。自分を一番よく知っている自分が、自分の内に潜む小さな悪を見逃さなかったからだろう。
自分の中にある怠け心、逃げ出す心、・・・・・は自分がよく知っているから、いくらいい結果が出ても素直に喜べなかったのだろう。
普通の人なら結果が出た時点でどんな悪も吹っ飛んでしまい、満足感で塗り替えられるだろう。
しかし、有森さんは違った。ちゃんと自分をしっかり見つめていた。だから一つ下の銅メダルをとった時の自分をほめたのだろう。
すごいの一言だ。